甲賀流リアル忍者館で思ったこと 2023.05.08 ブログ 今年のゴールデンウイークも終りになったが、期間中に次男と甲賀流リアル忍者館を訪ね、我が家の文書や屋敷跡がどんな風に展示されているかを案内して廻った。実は今まで何十回と見て回っていたのに、展示の基本方針などにはアンタッチャブルで通して来た。これは行政の担当部署に希望を云って任せた以上横から兎や角
『忍者学大全』を前にして思うこと 2023.04.15 ブログ 2023年2月22日付けで東京大学出版会から『忍者学大全』が出版されました。私にも届けてくださる方がおられて、お陰様で早々に拝見する機会を得られました。40人になんなんとする執筆者と500頁を越える内容はそれなりに迫力があり納得させられる項目も少なからずあります。85才にもなるとこれだけ分厚い
六角氏終焉の城石部城跡を訪ねて 2023.04.06 ブログ 昨日、近江歴史回廊倶楽部の上嶋氏のご案内を得て、夏見城、針城、平松城、宮島城、丸岡城、石部城など野洲川の南側の丘陵上に並ぶ旧下甲賀郡の城跡を見学して廻りました。何れも保存状態は余り良いとは言えずどちらかというと城跡と認識することさえ困難なものもありました。しかし室町時代、戦国時代そして江戸時代
石川忠総が城主であった膳所城は今 2023.04.04 ブログ 好天に誘われて膳所城址方面へ散歩に出かけた。桜が満開を過ぎ花吹雪が舞いだしていた。膳所城址公園正門公園の広場桜の老木(奥は琵琶湖面)琵琶湖と比良山(奥)と比叡山(左プリンスホテル後方) 戦国時代、比叡山の麓の坂本には信長が光秀に作らせた坂本
嵯峨源氏と渡辺綱 2023.03.26 ブログ 嵯峨源氏とは平安時代初期の嵯峨天皇の第18皇子である源融(とおる)公を祖先とする一族を称する言葉で佐賀藩の松浦氏なども嵯峨源氏を名乗っているのであるが、この源融公の4代後の源綱公が大坂の渡辺津にあって初めて渡辺の姓を名乗ったことで全国のすべての渡辺さんの遠祖に当たるため、全ての渡辺氏は嵯峨源氏
甲賀の自然は穏やかで豊かです 2023.03.23 ブログ 3月中旬、甲賀の野には若葉が芽吹きます。柿の木の下のフキ畑にはフキノトウが芽を出し、田んぼの畦にはつくしが芽を出します。今年もてんぷらや、フキノトウみそや佃煮にして早春の恵みであるほろ苦さを美味しくいただきました。実はこの時期ジャガイモを植え付け、10種類ほどの春野菜の種を畑に直か播しました。
古文書の世界に息吹を与え、生気を蘇らせるもの 2023.03.13 ブログ WBCでの日本チームの活躍が目覚ましい。ほぼ全員がそれぞれに的確に役割を果たし、ほぼ全員が順繰りにヒーローになる素晴らしい展開である。これは個々人の能力の高さと意識の高さが集積された結果であるが、これらを見極め的確に運用して見せる指揮官の慧眼と有能さの結果でもあることは誰もが認めるところであろ
湖南の十一面観音 2023.03.03 ブログ 滋賀県は十一面観音の宝庫である。昭和50年というから今からおよそ50年も前のことになるが、時の売れっ子作家井上靖が『星と祭』でとりあげたこともあり、湖北の十一面観音が地元民が集落で守り続けて来たケースもあってとくに有名であるが、湖南にも実に多くの十一面観音が居られる。大津(旧志賀郡)、栗太郡、
神君甲賀越TVロケハンにお付き合いして 2023.03.03 ブログ 本日は神君甲賀越をTVで取り上げて戴けるということで、そのロケハンにお供した。主役は谷君にお任せし、当方はサポートに徹することにしてロケ地探しに宇治田原遍照院から柘植徳永寺迄終日お付き合いさせていただいた。定説や旧弊に拘らず柔軟に発想しようとするディレクターの姿勢に感服したが、その背景には世の